臨床研究適正評価教育機構

J-CLEAR刊行物

J-CLEARが総力をあげて編集・執筆した書籍「脳・心・腎血管疾患クリニカル・トライアル Annual Overview 2015」が刊行されました。
J-CLEAR会員には無料で配布されます。

脳・心・腎血管疾患クリニカル・トライアル
Annual Overview 2015
  品切 
エビデンスに基づくTotal Vascular Careを目指して,現時点での最良の選択肢は何か。 日本を代表する専門家が最新のエビデンスを渾身のレビュー。
糖尿病・高血圧・脂質異常症などの予防から脳・心・腎血管疾患の最先端医療までのエビデンスを網羅した一冊。 J-CLEARが目指す中立で信頼性の高いコメントを多数収録。脳・心・腎血管系疾患治療の最新水準を一望できるOverview2015年版。
定価1,760円(本体1,600円+税10%)
ISBN:978-4-89775-335-5
仕 様:A4判 ソフトカバー 80頁
発行所:ライフサイエンス出版
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■ 編 集 ■

J-CLEAR (臨床研究適正評価教育機構)

■ 執筆者(五十音順) ■
荒木 厚
(東京都健康長寿医療センター 内科総括部長(糖尿病・代謝・内分泌内科))

大野 貴之
(三井記念病院 心臓血管外科部長,集中治療センター(ICU)部長)

木村健二郎
(地域医療機能推進機構 東京高輪病院 病院長)

許 俊鋭
(東京都健康長寿医療センター 副院長,東京大学大学院医学系研究科 重症心不全治療開発講座 特任研究員)

桑島 巖
(東京都健康長寿医療センター 顧問)

興梠 貴英
(自治医科大学 准教授,企画経営部医療情報部 部長)

後藤 信哉
(東海大学医学部内科学系(循環器内科)教授)

高月 誠司
(慶應義塾大学医学部 循環器内科 准教授)

中川義久
(天理よろづ相談所病院 循環器内科)

中川原譲二
(国立循環器病研究センター 脳卒中統合イメージングセンター 部長)

中澤 達
(東京都健康長寿医療センター 血管外科部長)

原田和昌
(東京都健康長寿医療センター 副院長)

山本晴子
(国立循環器病研究センター 先進医療・治験推進部 部長)

CareNet「CLEAR!ジャーナル四天王」ウェブサイトより転載
折笠秀樹
(富山大学大学院医学薬学研究部 バイオ統計学・臨床疫学教室 教授)

島田俊夫
(静岡県立病院機構静岡県立総合病院 臨床医学研究センター(臨床研究部)部長)

野間重孝
(栃木県済生会宇都宮病院 副院長)

平山篤志
(日本大学医学部 循環器内科 教授)

吉岡成人
(NTT東日本札幌病院 内科 診療部長)

■ 主な内容 ■
 桑島  巌

Topic 臨床研究の規制,法制度に関する海外の状況と日本の現状および今後のあり方
 山本 晴子

2014年概説
編集 
 桑島  巌

2014年J‐CLEAR選出重要トライアル18
・糖尿病
初発の心血管疾患を予測する指標としてHbA1cの有用性は高くない
 吉岡 成人

 
糖尿病患者におけるスタチン投与はHbA1c値を上げる?
 荒木  厚

 
インクレチン関連薬と膵炎発症の関連はみられず
 荒木  厚

・高血圧
高血圧治療は個々の危険因子合併を考慮した“トータルバスキュラーマネージメント”が重要
 桑島  巌

・脂質異常症
スタチン治療はやはり糖尿病を増やすのか? そのメカニズムは?
 興梠 貴英

 
PCSK9阻害薬は新たなコレステロール治療薬となりうるのか?
 平山 篤志

・不整脈
原因不明の脳梗塞患者に潜む心房細動
 高月 誠司

・冠動脈疾患
(PCI)
DES後のDAPT継続期間は短期間をベースに,高リスクの患者では症例ごとのオーダーメイド医療か
 中川 義久

・冠動脈疾患
(危険因子,薬物治療,観察研究,その他)
心筋梗塞発症後に食物繊維摂取を増やすことが全死亡・心血管死を減らすことを示唆

 島田 俊夫

・冠動脈疾患
DESは生命予後改善効果を持つ!? 従来の説に一石
 野間 重孝

 (CABG)
安定冠動脈疾患に対するCABGは積極的薬物治療下でも強力な二次予防効果を有する
 大野 貴之

・血栓/ 凝固
第U相試験であるが,血液凝固XI因子阻害に対する初めての介入で示された結果は重要
 後藤 信哉

 
比較的安定した症例でもステント血栓症リスクは残る
 後藤 信哉

・脳血管疾患
「心筋梗塞治療」を追いかける「虚血性脳卒中治療」
 後藤 信哉

・心臓外科
TAVIは外科手術より死亡リスクが低い可能性がある?
 許  俊鋭

・末梢動脈疾患
破裂性腹部大動脈瘤に対する開腹手術 vs 血管内修復術
 中澤  達

・腎疾患
臨床研究における腎予後のエンドポイントはeGFRで検討する必要がある
 木村健二郎

・心不全
慢性心不全治療のパラダイムシフト:ACE阻害薬はもはや標準薬ではない!
 平山 篤志

 
ベストマッチの合成薬とベストな試験デザインがもたらした心不全治療のパラダイムシフト
 原田 和昌

・EBM
臨床試験データの公開が必要な時代に!
 折笠 秀樹

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